惨劇脚本 Basic Tragedy Χ

隠し特殊ルール：脚本家の勝利条件を、「主人公が勝利すること」に変更する。ただし、主人公の任意の敗北条件は、他の敗北条件が不成立の場合、強制発動する。

脚本家の真の目標は、通常のルールとは異なり、「主人公をサポートしてループ突破させること」です。
目標を悟られないように、ポーカーフェイスでプレイしましょう。主人公とのコミュニケーションは質問回答以外は極力控えめにし、時の狭間では席を外すことを推奨します。

基本的には流布・病院の事件の発生と、神格の巻き込みによる不死の効果発現を目指しましょう。医者は都市に移動させ（友好や不安ブーストの準備）、鑑識官・大物に不安を置き続けましょう。黒猫を病院に移動させ、同時に病院に暗躍＋２を置きましょう。
主人公からは一見普通のパワープレイに見えて妨害をされますが、ミスリーダーやカルティストの能力をフルに使用しましょう。
万が一流布が発生したら、お嬢様から取り除き、医者や神格、鑑識官に載せましょう。

手が余った時は、お嬢様に友好禁止を置くか、都市へ移動させて下さい（友好Ｃが置かれた場合に鑑識官で取り除くための備え）。もっとも、主人公はその意図を理解しないでしょうし、ゲームに慣れた意地悪な主人公なら、それを掻い潜って、不安Ｃや友好Ｃを載せてくるでしょう。それが自分の首を締めることも知らずに。

蝶の羽ばたきの犯人や神格の役職が判明すると、主人公もループ突破の困難さと、脚本家の行動への違和感を感じるようになります。真の目的に感づいてもらえたらば、そこから以心伝心の協力プレイです。ループ突破に向けたパズルを一緒に解いていきましょう。

ループ突破のためには、以下の４点が必要です。
・病院の事件を発生させること
・事件発生までに入院患者を病院から移動させること
・病院の事件に黒猫を巻き込むこと
・神格に友好Ｃを３つ載せること
ルートは２つ。神格で病院の暗躍を１つ取り除くか、軍人で主人公が不死となるか、です。

公開シートを提示した際、主人公たちは脚本家カードの制限をみて、笑うかもしれません。しかし、それらは全て、主人公への障害として返ってきます。

お嬢様の役職が判明していると、ループ突破がより困難になります。その場合、1日目は医者に移動縦、お嬢様に移動横、鑑識官または大物に不安＋1を置き、サポートしましょう。

余談ですが、主人公と脚本家が完璧に協力すると、最終日終了時に
・黒猫以外の全キャラが生存・都市に集結
・全員の不安カウンターがゼロ
・全員に友好カウンターが載る
が達成できます。頑張ってみてください。