惨劇脚本 Mistery Circle Χ

公開シート
惨劇セット | Mistery Circle Χ |
---|---|
ループ数 | 4ループ |
日数 | 5日 |
特殊ルール
腕利きの主人公2人以上による、相談不可でのプレイを推奨します。
[コメント]この脚本は、非公開シートを読む前に、一度主人公側で体験されることを強く推奨します。
[コメント]この脚本は、非公開シートを読む前に、一度主人公側で体験されることを強く推奨します。
非公開シート
作者: Lapras-hst@パーソン
偽りの銀のマシンガン
難易度: 難しい ★★★★★☆☆☆
- ルールY
- 黒の学園
- ルールX1
- 隔離病棟サイコ
- ルールX2
- 火薬の香り
登場人物(9人)
人物 | 役職 | 特記 |
---|---|---|
学者 | ◇ パーソン | 不安+1 |
ナース | ◆ パラノイア | |
サラリーマン | ◇ セラピスト | |
マスコミ | ◇ パーソン | |
巫女 | ◇ ミスリーダー | |
神格 | ◇ パーソン | 2ループ目 |
お嬢様 | ◇ クロマク | |
転校生 | ◇ シリアルキラー | 4日目 |
イレギュラー | ◇ メイタンテイ |
事件一覧
日付 | 事件 | 犯人 |
---|---|---|
1 | 銀の銃弾 | お嬢様 |
2 | 銀の銃弾 | 神格 |
3 | 銀の銃弾 | 転校生 |
4 | 銀の銃弾 | 学者 |
5 | 前兆 | ナース |
- 脚本の特徴
-
※注意※
この脚本は、一度主人公側で体験されることを強く推奨します。それでも良ければ下に読み進めて下さい。
腕利きの主人公達を、初手から、いえ公開シート提示から始まる壮大なCSでハメる脚本です。
この脚本を最も楽しむためには、最後の戦いで脚本家が勝利する必要があります。
しかしながら脚本家のプレイ難易度が非常に高いです。先を見据えたカード配置・情報の公開、4日目の事件を発生させるか否かの主人公との駆け引き。そして何より、ブラフを完遂させるためのとてつもない勇気が試されます。
この狂った脚本、狂ったプレイングの果てで、最後の最後に大どんでん返しを起こし、最高の高笑いができることを願っています。 - ストーリー
-
公開シートだけでルールYが読めるって?
そうだね、そこからもうトリックは始まっているんだ。 - 脚本家への指針
-
最後の戦いで脚本家が勝つ為には、ルールYをタイトロープ上の計画に誤認させて勝利する必要があります。その為に、黒の学園を微塵も匂わせずに、また主人公のプレイが上手く行っているようにコントロールしつつ、全ループを乗り切る必要があります。
[基本方針]
・毎ループ1日目に銀の銃弾の事件発生を狙う
・2ループ目以降は不安カウンターを12個以上になるように載せ続けて勝利する
・基本的に、EXゲージが3まで上がらないように制御する
・役職能力は積極的に使用して最後の戦いへ意識を誘導する
・マスコミに暗躍を載せ続けてキラーを匂わせる
脚本家が載せることができる不安C、主人公が論理的に減らせる不安Cの最大値は以下の通りです。
4日目まで:17個⇔12個+シリアルキラーでの殺害
5日目まで:22個⇔14個+シリアルキラーでの殺害
主人公が減らせる基本手段はカード以外ではセラピストの能力とナースの友好能力であるため、発動できないような不安Cの置き方、発動する手を打てないように手を消費させるブラフの張り方が重要になります。
[開始前]
まず、主人公は公開シートを見て、タイトロープ上の計画を推察し、1日目の銀の銃弾を警戒してきます。ここで実際に事件を発生させるPPを行い、1日目の事件を絶対に止めないといけないと思わせる。これが完全勝利への第一歩です。
[1ループ目]
1日目はお嬢様に不安+1、巫女に移動↓、マスコミに移動←を置きましょう。主人公はワンキルを警戒してお嬢様に不安−1を置いてきますが、ミスリーダーの能力でお嬢様に不安Cを載せ、事件を発生させてループを終了し、勝利しましょう。保険としてメイタンテイが同席していますが、必ず不安Cを載せて事件を発生させてください。
[2ループ目]
ここからは脚本家の勇気が試されます。
毎ループ1日目にお嬢様に不安+1を置きましょう。事件が発生したら脚本家が敗北する為、完全なる自殺行為ですが、勇気を持って真っ先に置きましょう。ここで主人公に不安−1を消費させることが、各ループで勝利する助けとなります。
EXゲージは隔離病棟サイコで上がる為、メイタンテイの能力は発動しなくなり、1日目の事件は簡単に止められるようになります。また、EXゲージが上がることで、「学者の能力でEXゲージを2に上げて、銀の銃弾の事件で途中抜けして勝利すれば良い」との誤った推理を誘発させることができます。
主人公は1ループ目の動きから、巫女かマスコミがミスリーダーと推理して移動を妨害してきます。2ループ目はそれを逆手に取って巫女に不安+1、マスコミに暗躍+1を置きましょう。移動禁止を消費してもらえると、2日目以降の動きが楽になります。主人公視点ではお嬢様が移動する可能性も読める為、巫女に←移動を置いてくることがあります。これはこれで、後にシリアルキラーに対する脚本家の助けになります。
ミスリーダーとパラノイアの能力は毎日使用して下さい。ミスリーダーの不安Cの載せ方は、セラピスト能力やナース友好能力が発動しないような調整が必要です。基本的にナース優先です。
2日目以降は、役職割れを警戒しつつ、不安+1を2枚使用して、不安を載せ続けます。対象は、サラリーマン、ナース、イレギュラーが優先です。彼らは自身の不安カウンターを能力で取り除き辛いという点に加え、カードを伏せることで友好禁止を警戒させることができるからです。
同時に、最後の戦いに向けたブラフを続けます。マスコミに暗躍+1を置いたりクロマクの能力で暗躍Cを載せてキラーを匂わせ、4日目に暗躍Cが4個載るように振る舞い、かつできれば主人公の妨害によって3個に留まるように動いて下さい。主人公が動きやすい3日目あたりに暗躍+2を置き、それを暗躍禁止で止めさせることで主人公に成功体験を与えられると効果的です。
仮に4個載ってしまった場合は、火薬の香りで勝てるからスルーするような素振りを見せて誤魔化して下さい。
セラピストの露見は、サラリーマンの友好能力で露見するよう、適度に遅らせて下さい。2日目にお嬢様を都市に送っておくと、シリアルキラー露見の対策にもなって良いです。
ついでにマスコミに暗躍Cを載せることで、キラーを警戒させて、主人公に無駄な移動を使わせることができます。
シリアルキラーの露見は、2ループ目はできれば防いで下さい。メイタンテイが壁になってくれますし、4日目までに2人ペアが結構できるのであまり警戒されませんが、メイタンテイが割れるとチェックされる危険性が高まります。
神格への友好C載せはフリーにして良いです。友好能力では1、4日目の犯人を聞かれることが多いです。一番厳しい4日目の犯人が暴かれると、後述する非常に難しい駆け引きを要求されるようになります。
学者へ一度友好Cが置かれたら、以降は友好禁止を毎日置くか、4日目の事件を発生させてください。EXゲージが3でループを終えると、次ループのEXゲージが0から開始となり、メイタンテイの能力が発動して脚本家が敗北します。(一応、1日目の手をお嬢様↑に変える等で対処できますが、事故要因になるほか、黒の学園疑惑は避けられなくなります)
不安Cが沢山あるのに2〜4日目に事件が発生しないので、主人公は面食らいます。小さなどんでん返しです。適度に予想外を与えることで、そういう隠れたコンセプト脚本なんだと解釈させ、本当のコンセプトから意識を逸らせる構成になっています。
[3ループ目]
2ループ目の露呈状況を踏まえたアドリブ力が必要です。
・基本:ナースの友好能力、セラピストの能力、シリアルキラーの能力を妨害しつつ不安Cを12個載せる
・シリアルキラーでのキャラクター殺しを狙われる場合、4日目の事件を発生させて終了させる
・学者がEXゲージを上げて来ようとした場合、完全に妨害してEXゲージを上げさせないか、牽制しつつ4日目までに不安C12個を間に合わせ、かつ銀の銃弾を発生させる、してもらう。
2ループ目と異なり、不安Cの除去手段が主人公に明らかとなるので、不安載せと主人公の妨害のバランスが重要になります。
上記を達成する為に、マスコミに暗躍Cを置いて来たブラフを最大限に活用し、キラーの能力発動を警戒させて主人公の手を割かせます。
2ループ目でミスリーダーが割れてからはマスコミに暗躍禁止を置くことも考えられるため、1日目はマスコミに←を置き直すことも有力です。2日目まではクロマクを追いかけましょう。クロマクの能力で暗躍を載せ、翌日に移動の手を強制しましょう。
このループは学者の友好能力を通すか否か、4日目の事件を起こすか起こさないか起こさせるか、の駆け引きが重要です。学者の不安を1に維持しつつ、主人公の動きを見て臨機応変に動いて下さい。
学者に友好禁止を連打するのが安定に見えますが、主人公に不安Cのケア(セラピストの活用や、シリアルキラーによる巫女・ナース殺害の下準備)を徹底されると厳しい上、タブーに見えてルールYへの疑惑を深める為、適度に隙を見せて主人公に希望を与え、惑わせる必要があります。
①1日目に学者に友好を置かれた場合
不安Cケアが1手減っているので、4日目までの不安C12個達成には少し有利な条件です。
4日目の事件までに不安C12個が安定して間に合いそうであれば、2日目に学者に友好禁止を置き、3日目に友好禁止または不安禁止、4日目に不安+1を置く流れが強力です。
不安C12個が間に合うか不透明であれば、2日目も学者にカードを置かず、フリーにします。
主人公は4日目にループ突破の可能性が見えるので食い付いてきます。更に察しの良い主人公なら、脚本家が4日目の事件を妨害してくる可能性を考える(このループで5日目まで続きEXゲージが3に上がると、次のループはEXゲージ0から始まる為、4日目EXゲージ2でのループ抜けが難しくなる)為、主人公は早々にEXゲージを2に上げたのち、不安Cを載せて4日目の事件発生を狙ってきます。妨害を匂わせつつ不安12個&便乗して事件発生を目指しましょう。3日目に不安1となるように動き(主人公に不安+1を置いてもらうのが理想)、4日目に学者に妨害の振りをして不安+1orミスリーダーの下へ移動orシリアルキラー発動阻止の為の事前移動、という動きが効果的です。
②1日目に学者に友好を置かれなかった場合
不安Cケアが1手多く、難しい舵取りを要求されます。
マスコミへのブラフを上手く使いつつ、シリアルキラーを使いにくい配置にして、どうにか5日間を乗り切って下さい。
1日目にサラリーマンが↑移動してセラピストの能力が不可避の場合、学者を優先して取り除き、以降セラピストを追いかけて対象相手になってもらう使い方も良いでしょう。
[4ループ目]
手の内は全て明らかになっており、脚本家は非常に苦しいものの、最終ループに限りEXゲージを3以上に上げても良くなります。その為、EXゲージを主人公が上げて来た場合に、4日目の事件を妨害する選択肢を取りやすくなります。この場合、脚本家側からセラピストの能力を学者に使用させるという逆用があります。
ここまでのブラフの頑張り具合で、主人公もマスコミキラー説を懸念して友好置きをし辛くなっているため、学者の不安Cの制御がしやすいのも強みです。
一方で、主人公も初日の事件を止めるべきか、マスコミへの暗躍を止めるべきか、疑いをもってきます。時には、「もうお嬢様へ不安-1を置きません」等と、脚本家を煽ってくることもあるでしょう。しかし日和ってはなりません。勇気も持ってお嬢様に不安+1を置き、ブラフを完遂させましょう。事件を敢えて止めないという主人公の勇気が勝つか、事件を敢えて起こすという脚本家の勇気が勝つか、究極のチキンレースです。
無駄にループ消費させるには主人公にも大変な勇気が要るよう、4ループ設定となっています。
[最後の戦い]
よくぞ辿り着きました。凱旋の時です。
主人公の役職推理に対して、正解不正解ではなく「○○の役職は△△です」と答えていきましょう。そしてお嬢様のクロマクを宣告し、最後に嘲笑うかのようにマスコミのパーソンを宣告して、高らかに勝利宣言を行いましょう。
時の狭間や最後の戦いでの主人公達の苦悩、議論、喧嘩を眺めるのは至福のひとときです。心の内を読まれないように振る舞いつつ、大笑いしながら見守ってあげましょう。
主人公の推理想定は以下の通りです。
・学者:友好無視するとタブー確定なためパーソン濃厚
・神格:友好無視するとタブー濃厚なためパーソン濃厚
・お嬢様:友好無視しても影響ないため能力持ち濃厚、クロマク有力
・マスコミ:友好無視してもギリギリ影響しなそうなため能力有り無しはどちらもあり得る
主人公が最後の最後に勇気を振り絞り、今までの自分達の全ての行動を無かったことにして正解を回答してきた時は、盛大な拍手をもってその勇気を讃えてあげましょう。